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こんにちは、競馬リポート管理人の田中です。
6月に入り、春の東京GⅠシリーズもいよいよ締めくくり。
今年の安田記念は、戦前から実績馬、上がり馬、距離短縮組、そしてマイル巧者が揃った難解な一戦でしたが、終わってみれば勝ったのは8番人気シックスペンス。
武豊騎手との初コンビで、見事にGⅠ初制覇を決めました。
しかも2着はワールズエンドとガイアフォースの同着。
人気馬だけで決まったわけではなく、かといって完全な追い込み決着でもない。
今年の安田記念は、位置取り、馬場への対応、そして勝負どころでの判断力がそのまま結果に直結したレースだったと言えます。
今年の安田記念は、ワールズエンドが先手を奪い、シックスペンスがその直後の2番手を追走する形。
この時点で、すでに勝負の大枠はかなり決まっていたように感じます。
東京芝1600mというと、長い直線で外から差し込むイメージを持たれやすいですが、良馬場で極端に前が崩れない流れになると、前で脚を残せる馬の強さがそのまま出ます。
ワールズエンドは自分の形に持ち込み、直線に向いても簡単には止まらない競馬。
その後ろで折り合っていたシックスペンスは、焦らず運びながら直線でじわじわと脚を使い、最後はゴール前で差し切りました。
派手な大外一気ではありません。
ただ、道中の位置取り、仕掛けのタイミング、最後まで脚を鈍らせない持続力。
この3つが噛み合った勝利でした。
勝ったシックスペンスは、これまで重賞では結果を残してきたものの、GⅠではあと一歩届かない印象もありました。
しかし今回は、ブリンカー着用も含めてレースへの集中力が高く、道中から迷いのない競馬。
2番手で流れに乗り、逃げるワールズエンドを射程圏に入れながら、直線でも慌てず追い出せた点が大きかったです。
今回の勝利で強く感じたのは、シックスペンス自身の能力ももちろんですが、武豊騎手のポジション取りの上手さです。
東京マイルのGⅠで2番手から押し切るには、単純な先行力だけでは足りません。
行き過ぎれば最後に甘くなり、控えすぎれば瞬発力勝負で切れ負けする。
その中間をきっちり取ったことで、シックスペンスの良さが最大限に引き出されました。
8番人気という評価でしたが、内容を見ると決してフロックではありません。
中距離実績のある馬が、マイルの流れにしっかり対応し、最後まで踏ん張り切った価値あるGⅠ制覇でした。
ワールズエンドは、逃げてクビ差の2着同着。
これはかなり中身の濃い競馬でした。
自分でレースを作り、直線でも後続に簡単には交わされない粘り。
最後はシックスペンスに差されましたが、それでもガイアフォースと並んで2着を確保した点は高く評価できます。
今回のように、前で運んで自分のリズムを作れる形なら、マイルGⅠでも十分に通用することを証明しました。
特に評価したいのは、直線で一度苦しくなりそうな場面でも、そこからもう一度踏ん張ったところ。
逃げ馬は展開に恵まれたと言われがちですが、GⅠの舞台で最後まで抵抗するには地力が必要です。
今回のワールズエンドは、その地力をしっかり見せた2着でした。
ガイアフォースは1番人気としての出走でしたが、最後はしっかり脚を伸ばして2着同着。
勝ち切れなかった点は悔しいですが、内容そのものは決して悪くありません。
この馬はやはり東京マイルへの適性が高く、直線で長く脚を使えるタイプ。
ただ今回は、前にいたシックスペンスとワールズエンドが楽に止まらなかった分、差し切るところまでは届きませんでした。
それでも、最後にきっちり馬券圏内まで持ってきたあたりは能力の証明。
年齢を重ねても大きく崩れず、マイルGⅠで何度も存在感を示している点は素直に評価できます。
勝ち馬とは位置取りの差。
今回に関しては、能力負けというよりも、レースの流れと立ち回りの差が最後の着差に出た印象です。
今年の安田記念は、前で運んだ馬が強かったレースです。
シックスペンスは2番手から抜け出し、ワールズエンドは逃げ粘り。
そこへガイアフォースが差して2着同着。
つまり、単純な瞬発力勝負ではなく、前半から良い位置を取り、直線でも脚を持続できる馬が上位に来た一戦でした。
人気面では8番人気シックスペンス、7番人気ワールズエンドが絡み、3連単は8万円超えと6万円超え。
安田記念らしく、実績や人気だけでは読み切れない決着になりました。
特に今回は、シックスペンスの評価が難しかったと思います。
中距離寄りの印象を持たれやすい馬でしたが、東京マイルで前受けして押し切れるだけのスピードと持続力を見せたことで、今後の選択肢も広がったはずです。
一方で、差し馬勢にとってはやや厳しい展開。
東京の長い直線があるとはいえ、前が止まらない流れになると、後ろからまとめて差すのは簡単ではありません。
今年の安田記念は、まさにその典型だったと思います。
勝ったシックスペンスは、これでGⅠ馬の仲間入り。
今後はマイル路線を中心に進むのか、それとも中距離へ戻すのかが注目されます。
今回の内容を見る限り、マイルでも十分に戦えることは証明しました。
ただ、スピードだけで押し切ったというより、立ち回りと持続力で勝った内容だけに、秋のマイルGⅠだけでなく、1800m前後の舞台でも引き続き警戒が必要です。
ワールズエンドは、展開ひとつでGⅠタイトルに手が届くところまで来ました。
逃げて粘れる強みは明確で、今後もメンバー構成次第では大きな武器になります。
ガイアフォースは勝ち切れなかったものの、マイルGⅠで安定して上位に来られる力を再確認。
年齢的にピークを過ぎたと見るより、まだまだ大舞台で買える馬として扱うべきでしょう。
次週はいよいよ宝塚記念です。
春の東京GⅠシリーズが終わり、舞台は阪神芝2200mへ。
安田記念がマイルのスピードと立ち回りを問う一戦だったのに対し、宝塚記念は持続力、機動力、そして梅雨時期の馬場対応まで問われるグランプリです。
東京の直線勝負とはまったく違う舞台。
だからこそ、ここまでのGⅠ戦線で見えてきた勢力図が、阪神内回りでどう変わるのか。
春競馬の締めくくりとして、今年の宝塚記念もかなり見応えのある一戦になりそうです。
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